3次元モデルを利用したデジタルコンテンツ 「ゆびさきでめぐる世界遺産-ぐるぐる国立西洋美術館-」が公開中!
モダニズム建築の巨匠、ル・コルビュジエによる設計で知られる【国立西洋美術館 本館】の3次元モデルを利用したデジタルコンテンツ「ゆびさきでめぐる世界遺産-ぐるぐる国立西洋美術館-」を、株式会社エリジオンと太陽企画 Tech Labが共同で制作しました。
本コンテンツは、ソニー株式会社の空間再現ディスプレイ『ELF-SR2』(以下、空間再現ディスプレイ)およびスマートフォンを用いた観賞用の2種類あり、どちらも世界遺産である【国立西洋美術館 本館】の普段は入ることができないところまで、ゆびさきでぐるぐるめぐるデジタル建築ツアーを楽しめます。
3Dメガネやヘッドセットを装着せずに裸眼のまま立体視できる空間再現ディスプレイとお手持ちのスマートフォンで、日本唯一のル・コルビュジエ建築をぜひご堪能ください。
【 展示概要 】
※コンテンツの一部は、常設展の観覧券が必要となります。
コンテンツ概要
デジタルコンテンツ① 空間再現ディスプレイで見る3Dモデル
裸眼で見られる空間再現ディスプレイ上で、実在感のある3Dモデルを没入感や立体感とともに鑑賞することができます。
コントローラーを使って、本館の断面や19世紀ホール、3階の旧館長室や中3階照明ギャラリーの室内を左右上下に移動したり、水平・垂直方向の断面など、好きな場所をご覧いただけます。
・設置場所:国立西洋美術館本館 エントランスホール
・設置台数:5台
・機種名:ソニー 空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display)ELF-SR2
デジタルコンテンツ② スマートフォン用コンテンツ
館内5カ所に設置した二次元バーコードをスマートフォンで読み込み、主に非公開ゾーンを歩くように体験できます。
鳥のように上空から建物を眺めたり、通常は公開されていない照明ギャラリーをのぞき込んだり、階段を使って屋上に上がったりと、ゆびさきでめぐるデジタル建築ツアーをお楽しみください。
▼二次元バーコード設置場所および(コンテンツ内容)
1. 本館エントランス特設コーナーおよびデジタルサイネージ動画 (外観と屋上)
2. 19世紀ホール世界遺産パネル付近 (19世紀ホール)
3. 2階展示室南面ベンチ付近(中3階バルコニーと照明ギャラリー)
4. 2階展示室旧館長室窓面下 (旧館長室)
5. 階段付近(階段)
※1〜2は、無料でご体験いただけます。
※3〜5のご利用には、常設展の観覧券が必要です。
見どころ
東京・上野の【国立西洋美術館 本館】は、 20世紀を代表する建築家のひとりであるフランスのル・コルビュジエによる設計でも知られており、本館と前庭を含む敷地全体が「世界文化遺産」に登録されています。
今回、2023年4月にリニューアルした国立西洋美術館を3Dレーザースキャナーで撮影した点群データ(※1)とフォトグラメトリ技術を用いてデジタルアーカイブし、それをソニーの空間再現ディスプレイで鑑賞することで、本館内の通常は立ち入ることができないエリアを3Dメガネやヘッドセットを装着せずに裸眼のまま立体視できるデジタルコンテンツを制作しました。
空間再現ディスプレイは、独自の高速ビジョンセンサーと視線認識技術により、画面を見る人の瞳の位置情報を把握し、立体映像をリアルタイムに生成して左右の目に届けるディスプレイです。国立西洋美術館の3DCGを空間再現ディスプレイで表示することにより、体験者は複雑な建物の空間構成を直観的に理解できるほか、まるで目の前に建物が現れたかのような豊かな色彩と立体感を体験できます。
また、スマートフォン⽤コンテンツでは、館内5カ所に設置した⼆次元バーコードをスマートフォンで読み込み、主に⾮公開ゾーンを歩くように体験できます。⿃のように上空から建物を眺めたり、通常は公開されていない照明ギャラリーをのぞき込んだり、階段を使って屋上に上がったりと、ゆびさきでめぐるデジタル建築ツアーをお楽しみください。
▼STAFF[空間再現ディスプレイ/スマートフォン]
[共通]
Producer:日下部泰寛
Production Manager:杉野絵美
Director&ドローン撮影&フォトグラメトリ3D制作:大西悟
フォトグラメトリ撮影:小久保公知
コピーライター:横溝未央
[空間再現ディスプレイ]
コンテンツ開発:ユ ゲアン
コンテンツ開発UIデザイン:佐柳裕次
[スマートフォン]
コンテンツ開発:尾崎秋人
コンテンツUIデザイン:佐藤晴美