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「HIDARIの続きが⾒たい!展」TOBICHI東京にて4/13より開催スタート!劇中の木彫人形やデザイン資料などを大公開!



弊社のアニメーションスタジオ・TECARAT(テカラ)が制作に参画する、ストップモーション時代劇『HIDARI』パイロットフィルム(以下『HIDARI』)の制作の裏側をお楽しみいただける展示イベントを、ほぼ日の「TOBICHI東京」にて2023年4月13日(木)~4月25日(火)まで開催します。以下に、イベントの詳細をお知らせします。

 

数多くの作品と逸話が残る、江戸時代の彫刻職人「左甚五郎」。『HIDARI』は、実存したか否かが定かではないこの伝説的な職人の物語を、江戸の史実と絡めて大胆に再構築し、左甚五郎の作品と同じ“木彫”による人形を使って描く“ストップモーション時代劇”です。本作の映画化を目指して、今回は5分のパイロットフィルム(https://youtu.be/DpefYPLH67A)を製作しました。

そして今回、長編映画化を目指す本作の応援イベント「HIDARIの続きが見たい!展」を、糸井重里氏が主宰するウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)」が運営するギャラリー「TOBICHI東京」で、2023年4月13日(木)~4月25日(火) まで開催することになりました。木彫人形や、直筆の絵コンテなどの資料展示、大きな画面での作品上映を<入場無料>でお楽しみいただけます。

本作は、公開からわずか1ヶ月でYouTube視聴数175万回を突破!さらに、グローバルクラウドファンディングサービス「Kickstarter」でのサポーター募集は、開始1日で目標の200万円を達成し、4月25日の終了を前に目標達成率500%に到達する勢いを見せています。国内外から話題沸騰の注目作品がどのようにして作られたのか、「木」にとことん拘った映像演出が光る、伝統的かつ新しいジャパニメーション作品の舞台裏をぜひお楽しみください。

<イベント概要 >

「HIDARIの続きが見たい!展」
・会期:2023年4月13日(木)~4月25日(火)午前11:00~19:00
・場所:TOBICHI東京(東京都千代田区神田錦町3-18 ほぼ日神田ビル1F)
・料金:入場無料
・イベント詳細:https://www.1101.com/tobichi/tokyo/exhibition/detail/?p=10857

 
 

「HIDARIの続きが⾒たい!展」について

『HIDARI』に登場する木彫でできた人形たちを展示

八代健志率いるTECARAT(テカラ)がひとつひとつ手作りした、美術や小道具、映像のなかで縦横無尽に動いていた木彫り人形たちの本物を、会場では特別に展示いたします。主人公の左甚五郎はもちろん、おおよそ、横幅80cm、高さ50cmもある敵の「犬丸ロボ」の展示も予定しています。細部まで丁寧につくられた人形たちを、いろんな角度から、じっくりご覧ください。本格的にスタートした熱いプロジェクト『HIDARI』の魅力を間近で味わっていただけるのが今回の展示です。

 

『HIDARI』の制作に使われた資料の展示、大きな画面での作品上映も

直筆の絵コンテ、キャラクターデザイン画、人形の試作品や衣装‥‥など制作の際に使われた貴重な資料をできるだけたくさん展示します。どのように検討を重ねて作られていったのか、映像や本物の人形と見比べながら、いつもは見られない制作の裏側を大公開!
また、5分間のパイロットフィルムを会場でも上映します。大きい画面で、より迫力のある『HIDARI』をお楽しみください。

 

『HIDARI』プロジェクトの応援グッズ販売、「ほぼ日」よみものコンテンツの連載

『HIDARI』チームの最終目標は、2028年公開で長編映画を完成させることです。現時点では、3月に完成した5分間のパイロットフィルムを世界中の人に見てもらいながら、一緒にプロジェクトを支えてくれる、パートナーを探しています。『HIDARI』プロジェクトのサイト(http://bit.ly/hidari-kickstarter)でクラウドファンディングも受付中ですが、会期中の会場で、劇中で「血しぶき」として使用された「おがくず」をご購入いただくと、全額が『HIDARI』チームへの支援として使われます。その他、ほぼ日では、よみものコンテンツの連載も予定しています。

<ほぼ日 より>

伝説の彫刻職⼈、左甚五郎を主⼈公にしたコマ撮りアニメ『HIDARI』がすごい! と聞いて5分間のパイロットフィルムを⾒てみると、びっくりするくらい、かっこよくて新しいアニメーションに出会うことができました。5分間の映像だけでもかっこいいのに、⻑編映画が完成したら、きっと、すごい作品になるに違いない!『HIDARI』の続きが⾒られるように、わたしたちほぼ⽇は、『HIDARI』の⻑編映画化を応援します。⻑編映画化を⽬指すためにも、まずはたくさんの⽅に『HIDARI』の魅⼒を知ってほしい。この展⽰が、そのきっかけになれば嬉しいです。


 

『HIDARI』パイロットフィルムについて

 

ストップモーション時代劇『HIDARI』(パイロットフィルム)

 

「彫った動物に命を吹き込む。」「実在したか定かでない。」など、数多くの逸話が残る、伝説の彫刻職人、左甚五郎。残した作品のなかでは、とくに、日光東照宮にある「眠り猫」が有名です。その左甚五郎を主人公として、「木彫人形のコマ撮り」という手法で制作した作品が、ストップモーション時代劇『HIDARI』です。

世界で人気を誇る日本産コンテンツ「ジャパニメーション」。海外のアニメーションとはまた違った独特の映像文法、ダイナミックなアクション表現などで、独自の発展を遂げてきました。そのジャパニメーションの世界を、これまでほとんど試みられてこなかったストップモーションという技法で描き出すことで、誰も見たことのないようなエンターテインメント作品を生み出しました。
そして、その物語の舞台も、ジャパニメーション発祥の地である日本古来のエンターテイメント「時代劇」。まさに日本独自の美意識が詰まった、類を見ない映像表現となっています。本作の人形は全て木彫で作られ、映像の魔法を使って命を吹き込んでいます。木彫のテクスチャを活かしたキャラクターや義手のデザインはもちろんのこと、斬られた時の血の代わりに「おがくず」が吹き出すといった、木ならでは素材感を活用した演出も発明し、独自の映像美を作りだしています。

原案・脚本・監督を務めるのは、国内外で数々の賞を受賞し米誌Creativityにて「世界のクリエイター50人」にも選出された、川村真司氏。そして、クリエイティブ・スタジオWhatever 、世界のストップモーション界を支える最高峰のアニメーションチームである、ドワーフスタジオとTECARATが共同制作しました。また、HIPHOPシーンを牽引するSPIN MASTER A-1とShing02が音楽を担当し、躍動感溢れる殺陣のシーンやエンディングも見どころの一つとなっています。

 
 

制作スタッフ・メイキング


 

川村 真司|Masashi Kawamura
[原案/脚本/監督](Whatever Co.)

180 Amsterdam、BBH New York、Wieden & Kennedy New Yorkといった世界のクリエイティブエージェンシーでクリエイティブディレクターを歴任後、クリエイティブ・ラボPARTYを設⽴。その後、2019年に新たなクリエイティブ・スタジオWhateverを設⽴し、チーフクリエイティブオフィサーに就任。数々のグローバルブランドのキャンペーン企画を始め、プロダクトデザイン、テレビ番組開発、ミュージックビデオの演出など活動は多岐に渡る。カンヌ広告祭をはじめとした世界の数々の賞を受賞し、アメリカの雑誌CreaBvityの「世界のクリエイター50⼈」やFast Company「ビジネス界で最もクリエイティブな100⼈」、AERA「⽇本を突破する100⼈」などにも選出されている。

 

⼩川 育|Iku Ogawa
[共同監督/キャラクターデザイン](ドワーフ)

東京芸術⼤学⼤学院在学中からコマ撮りアニメーション制作を始める。オリジナルのキャラクターやショートフィルムのディレクターを担う⼀⽅で、Netflixリラックマシリーズ1作⽬『リラックマとカオルさん』にADとして参加。2作⽬「リラックマと遊園地」ではADを務めながらエピソードディレク
ターを担当。スピード感あふれる演出とコミックタッチのキャラクターデザインが持ち味。それを活かしつつ、コマ撮りの現場コントロールに精通する⽴場でHIDARIに参画。NHKプチプチ・アニメ『空き⽸のツナ』は⼩川の完全オリジナルのショートフィルムシリーズ。現在、ディレクターを務めるシリーズ・プロジェクトが進⾏中である。

 

⼋代 健志|Takeshi Yashiro
[⽊彫/⽴体キャラクターデザイン/コンセプトアート](TECARAT)

CM制作会社太陽企画㈱にて、CMディレクターとして実写を中⼼に活動する傍ら、様々な⼿法のストップモーションアニメーションを扱ってきた。2012年から本格的に⼈形アニメーションの制作を開始。2015年、太陽企画内にアニメーションスタジオTECARAT(テカラ)を⽴ち上げ、現在は⼈形アニメーションを軸⾜に活動している。脚本・監督とともに、美術制作、アニメート、⽊彫による⼈形造形なども⼿がける。⼿から作り出される美術の素材感を⼤切にして、ストップモーションアニメーションならではの映像を⽬指している。

『ごんGON,THE LITTLE FOX』(2019)は、約160以上の国際映画祭にて受賞・オフィシャルセレクションに選出。最新作『プックラポッタと森の時間』(2021)は、毎⽇映画コンクールアニメーション部⾨にて⼤藤信郎賞を受賞。「Brain Online Video Award(BOVA)」⽤に制作した「Hair album」(タカラベルモント)(2021)では⼈形造形とアニメートを担当し「D&AD Awards 2022」アニメーション部⾨にて<Yellow Pencil>を受賞。

 

 
 

TECARAT(テカラ)

太陽企画の“ものづくり”スピリットを集結したコンテンツクラフトチーム。ストーリー性のあるブランドコンテンツづくり、アニメーション撮影、美術提案をし、「100年後も残る映像を目指して」を合言葉に、人の目に記憶に残るような映像を届けられるよう活動している。企業広告をはじめ、オリジナルコンテンツとしてもストップモーションアニメーションのプラネタリウム作品や短編映画を製作し、国内外の映像コンペティション、映画祭で多数受賞。

・公式サイト:https://tecarat.jp/
・Facebook:https://www.facebook.com/tecarat.taiyo
・Twitter:@TECARAT1
・Instagram:@tecarat_studio

 

< STAFF LIST(一部抜粋)>

原案/脚本/監督:川村真司
共同監督/キャラクターデザイン:⼩川育
声の出演:森⼀⾺、緒⽅賢⼀
アニメーター/アクション・クリエイター:稲積君将
アニメーター:オカダシゲル
⽊彫/⽴体キャラクターデザイン/コンセプトアート:⼋代健志
⾳楽:SPIN MASTER A-1、Shing02
プロデューサー:松本紀⼦、相原幸絵、及川雅昭、⼤内まさみ
クリエイティブディレクション:Whatever
プロデュース/アニメーションスタジオ:ドワーフ
造形・美術制作:TECARAT

 
 

ストップモーション時代劇『HIDARI』(パイロットフィルム) メイキング動画

 
 


《 本件に関するお問合せ・取材申込み 》
太陽企画株式会社 広報室(担当:菊地)| PR@taiyokikaku.com

 
 

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