「ADFEST 2023」の "Fabulous Five" にて審査員賞である<COMMENDATION>を受賞!
タイのパタヤで開催された「ADFEST 2023」の受賞作品が発表され、弊社のディレクターユニット<太陽演出>所属の福田眞心が、脚本・映像コンペティションである「Fabulous Five」にて、審査員賞にあたる<COMMENDATION>を受賞しました。
「Fabulous Five」は、ADFESTが開催する若手ディレクターを対象とした脚本・映像コンペティションで、まず規定のテーマに沿った5分以内の短編映像の脚本を作成・提出します。提出した脚本が審査員により審査され、上位5名が「Fabulous Five」に選出され、その5 名は提出した脚本に基づいた映像を実際に制作します。制作した映像は、ADFEST のトークセッション内で初上映され、審査員とセッションに参加した観客の投票によって、それぞれの賞が授与されます。
今回福田が受賞したのは、審査員により選ばれた<COMMENDATION>という賞になります。
<制作コンセプト>
「FIRED UP!」=カッとなる(怒り)と解釈。「Fired Up」が必ずしもポジティブな瞬発的なモチベーションの発生とはとらえず、その人間のエネルギーやパワーはネガティブなものにも発生しうると考えている。
世の中には人間がコントロールできるものが増えてきた。それゆえ人間は自身をもその一部であり、コントロールできるものだと思い込んでいるが、決してそうではない。人間は脱することのできない感情というパワーを持つ、生物である。
その中でも「怒り」という感情が起こる瞬間、つまり人間がカッとなる時、自分が自分じゃない何かに支配されているような気分になる。
人間の抗えない根源的な暴力とそれに対する虚しさを表現し、人間が今一度、完全にコントロールできない、生物であることを改めて表現した。
<受賞コメント>
「ADFEST」のFabulous Fiveにて脚本演出をした「TEMPEST」が<COMMENDATION>を受賞することができました。
本来は2020年に開催のADFESTにて上映される予定でしたが、パンデミックで延期になり、今年ようやく3年越しで上映されました。運営がオンラインではなく、スクリーンで上映することにこだわってくれ、改めてスクリーンで自分の作品が流れた時は感慨深かったです。
審査ではエモーショナルな側面や編集、カメラも評価していただいたようです。広告ではできない表現でもあるし長い尺にはなりますが、ここで評価されたことをきちんと短い日本の伝統的なフォーマットの15秒・30秒という尺に落とし込んでいきたいと思いました。
< 福田眞心 プロフィール> 1991年生まれ 北海道出身。2017年、太陽企画(株) に入社。演出部<太陽演出> に所属し、数々の企業広告やMV のほか、地方創生のミニドラマなど、幅広い作品を手掛ける若手ディレクター。 For more information:
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▷受賞作品一覧:http://www.adfest.com/index.php/Home/Awards/winnerslist.html?column_pid=59&column_id=62
▷受賞作品ショーケース:http://www.adfest.com/index.php/Home/Awards/winnersshowcase/category/1.html?column_pid=59&column_id=63
< ADFEST とは>
1998年に設立され、APAC地域国々を対象とした、地域国際広告賞です。特に、地域に根ざした広告を顕彰する賞が設けられていることが特徴の広告賞です。
今年は、3年ぶりにタイ・パタヤで現地開催されました。