INTERVIEW 01
楽だなんて言えないですけど……。ただ、チームで仕事をするので、みんなにフォローしてもらえるから働けていると思っています。夜遅くなったり、夜の打ち合わせが必要な事もありますが、家でできることは家でやったりします。
電話やメールは家からでもできますしね。
そうだね、P(プロデューサー)が必ずしも遅くまでデスクにいなくても、リモートワークをうまく活用したり、チームのみんなにフォローをしてもらったり、と、ママでも仕事が可能な時代になったのかな。でも、私がPというポジションだからできている部分はあるかもしれないですけど。
それは少なからずあるかも知れないですね。私みたいに現場のPMだとメンバーを取り仕切らないといけないので、どうしてもオフィスにいる時間が長くなりがちです。Pは現場というよりは代理店とのコミュニケーションや予算管理、全体の統括なので、必ずしもデスクにいる必要は無い部分はあるかな、と。
PMは子どもができたら仕事を辞めないといけないって思っているっていうのは、他の会社含め、映像業界全体の共通の悩みかも。
そういう子がママになったら、今やってる仕事ができないと思われないような仕組みを作っていくように、会社も動いてはいるんですよ。現状でも仕事量の調整はやってくれていますしね。
私も上司や役員に「どうしたら働きやすくなるか?」っというヒアリングをされました。
結局、今のような働き方じゃないPM的なポジションを新しく作るとか、サポートPMがいるみたいな仕組みを作るとかして、夜遅くまで現場にいなくても大丈夫な働き方がPMもできないか模索している段階だと思うんですよ。
海外のように現場で女性が働けるように、仕組みでサポートするみたいな。
そう。経験があるPMだったら、働ける時間が限られても助言やサポートなんかでバリューを発揮できる。うちの会社は特に女性も多いから、今の20代の女性メンバーがPMとして今後も働けるような道を考えている。
1−2年目みたいな若い人の指導とかでもいいですよね。
そうそう、昨日ちょうど1年目と頼まれる仕事の優先順位がわからなくて困るって話をしてて。少しだけ経験や視点が違うだけでも見えることは違うので、そういうフォローをするだけでも全然価値があると思います。
さっきと同じような話になっちゃいますが、女性が働きやすい環境を整備しようという機運は感じています。強いて言うなら、結婚する人は仕事だったり業界に理解がある人のほうがいいかもしれないです。
それはでも映像業界とか関係ないよね。どんな仕事でも仕事を続けていたいと思っている女性は、相手の理解がないと続けていく上で衝突することにはなると思う。働きたいと思う気持ちを尊重してくれる人と結婚した方が良いと思いますよ!
何の記事か分からない話になりましたね(笑)。
植田、なんかいい感じにしめて(笑)!
え(笑)。そうでね……。結婚したり、子どもができたりしたらどうしようと思って、映像業界への道を諦めようとしているならそれはもったいないと思います。状況も変わってきているし、サポートしてくれる体制も徐々に生まれつつある。やりたいことだったら、是非挑んでみてください!
おぉ~~!