1994年 新潟県出身 / 2017年 長岡造形大学卒業 / 2017年 太陽企画入社
相手が求めているものを
感じ取り、検証し、提案する。
大切なのは、落ち着いた心。
エディターを目指すきっかけは?
私のモノづくりの原体験のひとつは、手塚治虫のマンガ「火の鳥」です。小学生の時に親の本棚から見つけて、衝撃を受けたのを覚えています。
エディターという職業をしっかりと意識し始めたのは、大学で受けたCM演習という授業からです。そこで制作したCMが、ACジャパンCM学生賞で優秀賞を獲り、映像編集の面白さにハマっていきました。在学中に、もう一つこの職業を目指す出来事がありました。「Message of Peace NAGAOKA×HONOLULU」というイベントで、太陽企画が撮影を担当していて、山部修平監督の元、私はメイキングカメラの1台をまわしました。撮影から編集までの過程を間近で見ることができ、この道に進むイメージが具体的になったと思います。太陽企画の存在を知ったのもこのイベントからでした。
脇川さんにとって編集とは?
相手が求めているものに寄り添い、拡張するものだと考えています。監督の狙いを汲み取り、想定されている以上のものを編集で返す。もしくはクライアントとクリエイティブの間で、映像の方向性に摩擦が生まれれば、それを解決する編集を提案する。そういう誰かの"拡張メモリ"のような存在でありたいと思っています。
そのためには、どういったことに気をつけていますか?
落ち着いた心持ちで編集に臨めるようにしています。相手の求めているものを感じ取り、検証し、提案するためには、まず自分が落ち着いていないといけません。技術的な目下の目標は、編集で会話劇の「間」を極めることです。2020年のJPPA AWARDSでは、映像部門オフライン広告部門の優秀賞と新人賞を受賞することができました。離れ離れに暮らす親子の心の距離感を、編集で上手く表現できたところを評価していただき、励みになりました。今でも編集に行き詰まったら見返しています。これからも丁寧な仕事を心がけ、監督やクライアントに指名していただけるようにがんばります。
落ち着いた心持ちで、いい仕事をする秘訣は何でしょうか?
徹夜をしないこと。僕は1日8時間以上の睡眠を確保しないと調子が出ないんです。早く寝るために、常に効率の良い編集を心がけています。あとは、お気に入りのお茶のパックやハンドクリームは常に持ち歩いています。
最後に脇川さんの趣味を教えて下さい。
昔から手を動かすのが好きで、休日になるとモノづくりに勤しんでいます。最近パンチニードルを始めました。無心で針を打っていると落ち着きます。いちからモノが出来上がっていくさまは、映像編集にも通ずるところがあります。
胃袋の構成比
リュウジのレシピは、簡単に美味しく作れるのでいつも参考にさせてもらっています。
たのしいことベスト3
釣りをしている時の適度な孤独がとても好きです。考え事をするのに良い時間ですね。
マイ・ヘキサゴングラフ
良い編集をするために、自分を大事にする。お気に入りのお茶のパックやハンドクリームは常に持ち歩いています。
ランプの魔神に頼みたい3つのこと
やっぱり健康が第一なので。あとは裸眼で綺麗な景色をもう一度見てみたいです。