NEW CREATOR'S ANALYTICS!

1992年 シアトル出身 / 2015年 上智大学卒業 / 2015年 太陽企画入社

バイリンガルプロデユーサーとして
目指すはNETFLIXのコンテンツ制作!

米国のシアトル生まれの大竹さんが、一番驚いた日本と米国のカルチャーギャップは?

日本に戻ってきたのが小学生で、日本の上履き文化に戸惑いました。アメリカだと外と中で靴を履きかる習慣がないので、上履きを履き替えるのを忘れてで家まで帰っちゃったり。よく校庭で上履きでサッカーをして怒られました。つま先に「大竹」って書いているのをみて、あ、上履きだった!ってことがよくありました。

お仕事もインターナショナルなプロジェクトが多いですが、欧米チームと日本チームとの一番大きな違いはどんなところですか?

プロジェクトによっても違うので一概に言えないですが、それぞれの職種の守備範囲の違いがあります。例えばカメラマンの場合、日本だとディレクターの狙いに沿って撮影プランを立てるのに対して、欧米の場合、DP(撮影監督)が画の責任者という強い意識があるので、アングルやカメラの動きなど積極的にディレクターに提案して議論をしながら作り上げていくケースが多いんです。照明にしても、日本ではその現場に必要な照明を一つひとつ発注するスタイルですが、海外だと照明機材一式がトラックでバンと来ることが多いので気をつけないと、見積もりが大変なことになってしまいます。プロデューサーとしては、そういった違いを知った上でコミュニケーションを取っていく必要があるかと思います。

これまでの作品で、現時点での代表作品を教えて下さい。

韓国のゲーム会社NEXONのテレビCM「カートライダードリフト」。カーレーシングゲームで、日本での認知を図るためのCMです。クライアントの社長からは、日本にはすでに国民的なカーレースゲームがあるので、「失うものはないから、振り切ったものを作りたい」という意向がありました。思いっきりかっこいいものを作ろうという目的のために、国際的なチーム編成で挑みました。ミックスカルチャーのバックグランドを持つ監督、代理店は日本の企業、CG会社はスペインのチーム、カラーグレーディングは香港のアーティスト、そしてイタリアの音楽家がアサインされました。加えてクライアントとゲームのCG会社は韓国です。時差も含めて、日本のワークフローと欧米のワークフローのすり合わせなど、さまざまなハードルを乗り越えながらやりきった、思い出深いプロジェクトです。

今後挑戦したいプロジェクトは?

長尺ものを、NETFLIXなどのストリーミングプラットフォーム用にプロデュースすることが当面の目標です。CMはその性質上消費される映像コンテンツですが、ドラマや映画のような残る映像にも挑戦したいと思っています。プロデューサーとしては早い決断力、冷静な対応をもてる余裕を養ってきたいです。

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