#01
井元 俊輔
SHUNSUKE IMOTO
— PRODUCER TOKYO
1987年 東京都出身
2015年 太陽企画入社
- プロデューサーというお仕事のどのようところにやりがいを感じていますか?
- 世界中の人々から拍手喝采を浴びる可能性のある職業というのは、アスリート、アーティスト、研究開発者など限られていると思いますが、プロデューサー職も、その可能性が社会活動の延長上にあるというところにやりがいを感じています。生まれ育った日本のドメスティックを掘り下げて、それがグローバルで評価されるような、そんな作品を手がけていきたいです。
- 世界的に称賛される作品作りのために心がけていることは?
- 主役を"(映像の)仕上がり"とした時、主役を盛り上げる最高の制作チームをどう作れるかを一番に考えます。そして、企画への深い理解、時間とお金のバランス、素材の生かし方、リサーチといった、チームメンバーの小さな一つひとつの積み重ねが、映像のリアリティを作ると信じています。しかし、周りから面倒くさいと思われるリスクも…。なんですが、そこは貫くようにしています。
一つひとつを丁寧に積み上げて作る
映像のリアリティ
映像のリアリティ
- これまでの作品で印象的だったプロジェクトを教えてください。
-
リクルート ホットペッパービューティーのCM「明日」(泉田岳監督)は、2018年に作った第1弾「春」に続くプロジェクト。引き続き同じ制作メンバーが一体となってやり切り、振り切ったものが仕上がりました。
また、水曜日のカンパネラのMV「かぐや姫」(山田健人監督)では、衣装を現役看護師兼アーティストの津野青嵐さんの作品を使用し、昔のおとぎ話をベースに、現代のドメスティックなものを詰めこんだ結果、ビョークの目に留まり、欧米の媒体で紹介され世界中の人に届くという嬉しい結果に繋がりました。 - 今後の目標をお願いします。
- 自分がどんな立場や状況にあっても、他人の話に耳を傾けることのできる人でいたいと思っています。そのためには、流行り廃りが早いこの業界では、頭と心を浄化し、常に風通しのよい状態を保つことが必要だと感じています。それによって、多様な考え方を持つ人々とフラットにプロジェクトに取り組めるのだと思います。目指すプロデューサー像としては、僻地にあっても、行列に並び1,000円出しても食べたいと言われるラーメン屋。平たく言うと、映像に実直なプロデューサーを目指しています。
好きなもの、
影響を受けたもの
・ 京都祇園の老舗天ぷら屋さん
TOKYOのディレクター谷川(英司)の、"一級品のものを作るためには、一級品を知れ"という教えにより、この店を訪ねました。目の前で揚げてくれる天ぷらに、素材本来の甘みを感じ、衝撃が走りました。素材の選択、管理、味付け、タイミングという小さな積み重ねが作り上げるクオリティを、カウンター越しにうかがい知ることができました。映像に置き換えて考えると、一つひとつの業務への丁寧な意識が、映像のリアリティにつながるという発見がありました。
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M. s-imoto@taiyokikaku.com