自分を" パン"してみたら視野が広がった
—東京藝術大学で油絵科でしたが映像制作に転向されたそうですね。
学生の時は真面目にヌードモデルを描いていたのですが、ある時、「あ、モデルさんが動いている」って気づいてから、動画に興味を持ち始めました。まぁ、動くのは当然なんですが(笑)。絵から入っているので、カメラがパンするとか、カメラワークの発想が無くて、最初は定点で捉えた映像ばっかり作っていました。
—ディレクターとして3年目。いかがですか?
すごく好きな作品「Museum of Me」を監督した谷川英司さんがTOKYOをやっていて、TOKYOに配属されたいがために、架空のプロモーション企画を谷川さんにプレゼンして、今に至ります。
その後、代理店に出向になったのですが、演出って何だろうって考える、いいきっかけになりました。プランナーとして発注する立場に立った時、自分たちの想像を超える提案をしてくる監督に依頼したいと思うわけです。自分が監督としてやるときに、そういう存在でありたいと思いました。最近やっと自分自身をパンすることを覚え、途端に視野が広がった気がします。
—今後挑戦したいことは?
ビジュアル的な映像が得意なので、モノが主役で、アートディレクションも兼ねた演出に挑戦したい。根気強さを求められる作業も全然苦じゃないので性に合っていると思います。
1. SOS カプセル 山や自然系の仕事をしたい。いつ遭難しても大丈夫なように血液型や国籍を書いた紙を入れた防水カプセルを持っています。/ 2. Kindle オススメの本があったら教えてください。すぐにポチります。「火の鳥鳳凰編」は創作の心得として愛読。/ 3. iPadPro 学生の時スマホよりも、PCよりも先にiPad を買った。描いている過程が記録できるのが良い。/ 4. 仕事用のノート 考える、たまにスケッチ用。デジタル入力と違って機的に書ける紙は必須。/ 5. 銃弾と鹿の角のキーホルダー 狩猟を撮影しに行ったとき、猟師にもらったお守り。撃った銃弾と撃たれた鹿の角で出来ています。“shoot” は狩猟と撮影のダブルミーニング。 6. 帽子とブルーライトカットメガネ とにかく明るすぎる光がダメなので、必須。/ 7. 献血カード 人に血を分けて徳を積もうとしている。O型です。
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